お大師さま~志賀島版ハロウィン~

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4月29日志賀島ではお大師さまというお祭が開かれました。

どんなお祭りかといいますと。

島内にある十数箇所ある祠(ほこら)を参拝しながら、隣接する住民から駄菓子や果物を振るまわれるというもの。今回は島外からも多くの方が訪れていました。

2014-04-29 10.04.30

▲NPO法人志賀島歴史研究会によるお大師さまガイド。

 

由縁はお大師さまである空海(弘法大師)の命日を供養するために始まった神仏習合のお祭りで、島内すべての祠(ほこら)を回ることで参拝者は功徳(くどく)を積むことができるのだそうです。

 

 

 

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▲祠をまわる島民たち。
例えるなら、四国四十八ヶ所を回る、お遍路さんと近年日本でも騒がれているハロウィンを足して割ったようなお祭りといえばわかりやすいでしょうか。

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▲駄菓子や飲み物などを振る舞う住民と同級生2。

 

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▲祠をまわる島民たち2。

 

 

かつては島の集落(志賀地区、弘地区、勝馬地区)すべてを行脚していたそうですが、現在は各集落内の祠を回るだけで良いとされているそうです。

そして、このお祭りの古くから同級生で回るのが習わしで、思い出話に花を咲かせながら、子ども時代に還り楽しそうにまちを巡る姿がありました。

ここで島の地域コミュニティについて。

島内で完結するコミュニティは大きく4つに分かれます。
・血縁(親戚)を中心にしたコミュニティ。
・町内会など暮らすエリアに地縁コミュニティ。
・漁業や農業など職能をベースにしたコミュニティ。
・最後が前述3つのコミュニティを横断するように形成される同級生コミュニティです。

他の地域でも同窓生は特別な存在ですが志賀島では同級生が様々な地域行事の主役になります。

その1つ島民が総出で参加する島最大のローカルイベント「演芸会」では還暦を迎える同級生が演し物を用意します。このイベントは今月開かれるので後日レポートしまーす。

今回のイベントも同級生で行脚することから、島外に出た人たちもこの日にに合わせて同窓会を開いているそうです。

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▲同級生でまわる公民館長(真ん中)

こうした行事によって、同級生コミュニティは継続されると同時に、お寺や神社の祭事も維持されているのでしょう。

それではー。

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このサイトについて

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福岡県福岡市博多湾に浮かぶ、人口は2000人足らずの小さな島。志賀島。

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その道は、都会の喧噪を離れた、この島にたくさんの人やモノ・情報を届けます。

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神社や祭りは島固有の文化を育み、繋がりの中で暮らしています。

このプロジェクトは島内外の「特派員」により、地に足を下ろしたローカルな志賀島を紹介していきます。

志賀島について

志賀島の基本情報

福岡県福岡市東区、博多湾に浮かぶ島。金印が発見された島として知られる。

歴史的には古代日本の海上交易を支えた、海人族である安曇氏の拠点であったとされ、海の要衝として重要な位置を占めていたとされる。また島の半分を玄海国定公園に指定され、陸繋島をはじめ、自然豊かな景観と古い町並みや暮らしが、今も残っている島である。

■人口 / 1,938人 世帯数 / 848世帯(2012年時点)

■面積 / 5.78 km2(東京ドーム約123個) 周囲 /11 km

■主管産業 / 漁業・農業

■特産物 / アジ・ワカメ・いちご(あまおう)

■所在海域 / 博多湾、玄界灘

■アクセス / 福岡市営渡船、西鉄バス、JR西戸崎線(西戸崎駅からはバス)